DataRobotとAutomation Anywhereは12月17日、デジタル変革の実現に向けてパートナーシップを締結したと発表した。両社の技術を組み合わせ、ソフトウェアロボットにコグニティブ(認知)機能を追加できるようにする。
DataRobotは、機械学習を用いたモデル構築を自動化するプラットフォームを提供。予測モデルのトレーニングと評価のプロセスを自動化し、またそれらを同時並行に行うことで、大規模な処理を可能にする。
Automation Anywhereは、RPA(ロボットによるプロセス自動化)分野におけるソフトウェアプロバイダー。14年間にわたって90カ国以上の金融サービス、保険、医療、テクノロジ、製造、通信、物流業界の主要企業に自動化技術を提供している。
今回、DataRobotのプラットフォームとAutomation Anywhereのサービスを統合することで、機械学習と人工知能(AI)の機能を活用したコグニティブオートメーション機能を拡張させていく。
保険業界での例として、Automation AnywhereのBot Storeからダウンロードできる事前学習済みの保険請求処理ボットが、保険請求の申請をシームレスに収集し、コンピュータビジョンを使用して文書から意志決定に必要なデータを抽出する。さらに、DataRobotで作成した事前学習済みの不正検出モデルが、請求の承認や潜在的な詐欺的請求について通知する。