粉末冶金製品を製造販売するポーライトは、製造業向け統合ソフト「SAP Manufacturing Integration and Intelligence(SAP MII)」を導入し、中国揚州工場で運用を始めた。今後は台湾や日本工場にも展開していく予定。SAPジャパンが12月18日に発表した。
NTTデータ グローバルソリューションズがシステム導入を技術支援した。ポーライトは、顧客要求への対応とサービス水準の向上、製造品質の向上、全グループの経営資源の有効活用を目的として工場の製造設備のIoT(モノのインターネット)化について統一規格を構築。Porite Smart Factory構想」を策定している。
同社はこの構想に基づき、SAP MIIと基幹システム(SAP ERP)、製造設備を連係できるようにした。これにより、豊富なレポートによる設備ごとの稼働状況や異常値の把握、作業実績の自動登録などが可能となった。