毎年この時期は、鈴の音入りのクリスマスソングから逃れることはできない。しかしどうやら、スウェーデンのAI企業Made by AIは、街を一歩進むごとにクリスマスソングに襲われるだけでは足らないと考えたらしい。同社は、新しいクリスマスソングをいくらでも自動的に作成できる人工知能システムを発表した。
AIが作曲したクリスマスソングには、「ピーチのツインクルリーフ(Peaches Twinkleleaves)」や「シナモンの柊のベル(Cinnamon Hollybells)」などのそれらしい名前がついている。これらの曲はどれも陽気で、ベルの音にまみれており、ショッピングモールのエレベーターで聞くのにぴったりのものばかりだ。
Made By AIは、このホリデイシーズン向けの作曲AIをどのように開発したかも説明している。同社は、約100曲のクリスマスソングをMIDI形式でニューラルネットワークに入力してシステムをトレーニングしたが、幸い、その結果できたのは、人間の作曲者に害を与えるようなものではなかった。
Made by AIは、このクリスマス向けのハックの結果には満足しているが、時間があれば曲にあった歌詞も作れるようにしかたったと述べている。
AIが作った自分だけのクリスマスソングをダウンロードすることもできる。曲を作曲させる際には、ベル、クラリネット、グロッケンシュピール(鉄琴の一種)の中からメインの楽器を選べる。どのみちクリスマスソングから逃れられないなら、クリスマスソングを流す側に回るのもいいかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。