NECは12月19日、IAサーバ「Express5800」製品群の強化を発表した。最新の「Xeon E」プロセッサを搭載した1Wayのタワーサーバとラックサーバを販売開始する。
タワーサーバは「Express5800/T110j-S」「同T110j-S(水冷)」「同T110j」の3機種、ラックサーバは「同R110j-1」の1機種となる。

T110j-S(左)とR110j-1(出典:NEC)
新製品は、最大6コアを搭載したプロセッサの採用などにより、従来比で約30%の性能向上を実現。中堅中小企業などのシステムの仮想化を支援する。また、システムの構成情報や稼働状況を収集し、定期的にサーバの状況を診断報告するサービス「サーバ診断カルテ」への対応や、マイクロソフトの管理ツール「Windows Admin Center」との機能連係が可能で、システム運用管理の効率化を支援する。
サーバ診断カルテは、NECとサーバの保守契約を締結している企業向けのサービス。ハードウェアとソフトウェアの構成情報に加え、ハードウェアセンサ情報(温度、電圧、ファン、電力)、リソース情報(CPU、メモリ、HDD、ネットワーク、プロセス、サービス、ポート)といった詳細情報を定期的にグラフや一覧表など利用した帳票形式で管理者に提供する。

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