NTTデータは1月4日、事業組合システムバンキング九州共同センター(SBK)に金融機関向け基幹系システム「BeSTAcloud」のサービス提供を開始したと発表した。
SBKに加盟する福岡中央銀行、佐賀共栄銀行、長崎銀行、豊和銀行、宮崎太陽銀行、南日本銀行の6行は、1977年から約40年間にわたりNTTデータの基幹系システム共同利用サービスを活用してきた。今回、「BeSTAcloud」の先進性・拡張性・柔軟性や国内最高水準のバックアップ機能などを評価し、6銀行一括同時移行の形で、「BeSTAcloud」によるシステム刷新を実施する。
「BeSTAcloud」は、NTTデータ「地銀共同センター」などで利用される金融機関向けの基幹系システムサービス。高い実績を持つ標準バンキング・アプリケーション「BeSTA」を適用している。利用金融機関ごとの商品・サービスに対応した機能を提供し、個別のニーズに柔軟に対応しながら、ハードウェアやセンター設備などを共有して効率化を図ることで、利用金融機関の「システムの自由度確保」と「システムコストの低減」の両立を実現する。
今後NTTデータは、「BeSTAcloud」の拡大・拡充を行うとともに、利用金融機関の個別ニーズや金融持株会社傘下の複数金融機関による共同利用など、利用行の経営戦略の実現のサポートや、既成の共同利用システムの刷新に対応していく。また、チャネル系・情報系などの多様な周辺系ソリューションと「BeSTAcloud」を組み合わせ、幅広い金融機関に最適なソリューションを提案していく。