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リコー、クラウドに入出力できる複合機--OCRやクラウドストレージと連携 - (page 3)

藤代格 (編集部)

2019-01-10 07:15

 クラウドサービスは“初期投資の低さ”“維持、管理負担が不要”“最新のテクノロジーを活用可能”などの点から、今後も市場拡大が予測。まだまだ広がる余地があるという。

“クラウドへの招待状”がコンセプト

リコーの山下良則 代表取締役 社長執行役員
リコーの山下良則 代表取締役 社長執行役員

 リコーで代表取締役 社長執行役員を務める山下良則氏は、企業でのクラウドサービス浸透を阻害する要因に「紙と電子データ」「業務と業務」「企業と企業」という、紙にまつわる3つの壁の存在を指摘。

 Intelligent WorkCoreで複合機をゲートウェイに、紙情報のデジタル化を促進。特にクラウドサービスの利用が進まない中小企業に対し、障壁の解消になると説明する。

3つの壁があるという
3つの壁があるという

 「Intelligent WorkCoreのコンセプトは、“クラウドへの招待状”。働き方の多様化とともに働く場所も多様化している。対照的に働き方には人と人が繋がり、知的生産を生むコラボレーションが求められている。クラウドサービスをデジタルワークプレイスとして活用し、人々がよりスマートに働く環境の構築を実現したい」

 提供イメージはスマートフォンだ。「スマートフォンは、アプリやインターフェースのパーソナライズが可能で、いつでも最新の状態に保てる。ユーザーに導入障壁を感じさせず、ITを生活の一部にした。こういった魅力を複合機から働く人々に提供したい」

スマートフォンの魅力を分析
スマートフォンの魅力を分析
Intelligent WorkCoreをスマートフォンになぞらえて説明する
Intelligent WorkCoreをスマートフォンになぞらえて説明する

販売会社としてのノウハウを活用した開発

 リコージャパンでは、従来より顧客のニーズを吸い上げ、ITを軸に製品、サービス、サポートを組み合わせた「スクラムパッケージ」を提供している。製造や観光、建設、働き方改革などの7業種3業務に分類。総パック数は92パックで、総課題解決数は3万3200件を超えるという。

スクラムパッケージを活用することでこれまで3万3200件の課題を解決できたという
スクラムパッケージを活用することでこれまで3万3200件の課題を解決できたという

 Intelligent WorkCoreでは、引き続きニーズを元にサービスを開発。クラウドサービスとの連携が深まることで、パックとして提供できる幅が増加。例えば製造業の場合、スクラムパッケージとして提供する13パックにIntelligent WorkCoreで2パックを追加し、計15パックの提供となるという。

 山下氏は、複合機を起点とするサブスクリプションサービスの増加で、“コピー機のリコー”という概念を根本から変える可能性を感じているという。「データが増大しており、紙とデータが融合するサービスの入出力デバイスとして、新たな需要の発掘を見込んでいる。IM Cシリーズとしても国内月間1万5000台、グローバルでは月間2万台を目標としつつ、“ワークプレイスサービスのリコー”というイメージを確立したい」(山下氏)と語る。

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