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松岡功の一言もの申す

なぜ、マイクロソフトはWindows Serverのクラウド移行先で優位だったAWSを逆転できたのか

松岡功

2019-01-17 10:48

 企業システムのサーバOSとして数多く利用されている「Windows Server 2008」のサポート終了に伴い、そのクラウド移行先として優位に立っていたAmazon Web Services(AWS)に対し、Microsoft Azureがこの1年で逆転して引き離していることが分かった。なぜ、そうなったのか。

Windows Server 2008のサポート終了に向けた取り組みが奏効

会見に臨む日本マイクロソフトの平野拓也 代表取締役社長
会見に臨む日本マイクロソフトの平野拓也 代表取締役社長

 「Azureが多くのお客さまに選ばれるようになってきた」――。日本マイクロソフトの平野拓也 代表取締役社長は、同社が先頃開いた事業戦略説明会でこう胸を張った。会見での説明は事業全般に渡るものだったが、その中で同氏は、Windows Server 2008が2020年1月14日に、SQL Server 2008も2019年7月9日に、同社の「サポートライフサイクルポリシー」に基づいてサポートが終了することに言及した(関連記事)。

 その中で筆者は、平野氏が示した1枚の説明資料に注目した。図1がそれである。題目は同氏が述べた通り「お客さまに選ばれるAzure」。まずは左上のグラフをご覧いただきたい。これは、Windows Server 2008を利用している顧客がクラウド移行を検討する際に選ぶサービスの割合を表したものである。

図1:顧客から選ばれるMicrosoft Azureへ(出典:日本マイクロソフトの資料)
図1:顧客から選ばれるMicrosoft Azureへ(出典:日本マイクロソフトの資料)

 それによると、2018年1月1日時点でAWSは48.3%、Azureは13.2%とAWSが大きくリードしていたが、同年12月1日時点ではAWSが24.2%と半減したのに対し、Azureは47.1%と3.5倍に増えた。およそ1年の間にこんなにダイナミックな変動が起きたのはなぜか。

 そこで、日本マイクロソフトがこの1年の間に、Windows Server 2008のサポート終了に向けた取り組みを振り返ってみると、図1の右上に記されている「3年間の延長セキュリティ更新プログラムを発表」「戦略パートナー57社との移行支援センター設立」など5つが挙げられる。これらの施策が、先ほど述べたAzureの大逆転につながったのである。

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