本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。
今日のポイント
- 最高益更新企業が多い小売業は成長産業
- 今期は天災や天候不順の影響がマイナス寄与
- なぜ小売業は成長産業なのか?
- 2019年10月に予定されている消費増税(8%→10%)の影響に注意
これら4点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。
最高益更新企業が多い小売業は成長産業
小売業は成長産業である。時価総額上位銘柄は軒並み最高益を更新しつつある。2月決算の時価総額上位13社で見ると、前期(2018年2月期)は10社が経常最高益(ユニーファミマのみ純利益で最高益)を更新した。今期(2019年2月期)の会社予想で見ると経常最高益(ユニーファミマは純利益)を更新する見込みの企業が9社ある。
2月決算小売業、時価総額上位13社の経常利益(ユニーファミマのみ純利益):前期実績と今期予想

出所:各社決算短信から楽天証券経済研究所が作成。
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