レオン自動機は、現行の基幹システムをERPパッケージ「SAP S/4HANA」で刷新する。2018年12月から導入プロジェクトを開始しており、システム構築はNTTデータグループのビジネスコンサルティング企業であるクニエが担当している。
同社の基幹システムは、会計は国産パッケージソフト、販売・生産などの業務はスクラッチ開発で構築したシステムをオンプレミスで30年以上運用してきた。しかし、カスタマイズを繰り返したことで業務のためのシステムとなってしまい、業務の標準化や効率化を支えるIT基盤への刷新が検討されるようになった。
今回の刷新では、業務効率化及び生産性の向上、品質・開発体制の強化、経営の意思決定ができる情報提供の迅速化、グローバル人材・次世代経営者の育成などを目的とし、複数のソリューションを検討した。その結果、SAP S/4HANAがこの条件を満たすものとして選定された。
同社では、SAP S/4HANAのほか、クラウド基盤「SAP HANA Enterprise Cloud」、分析サービス「SAP Analytics Cloud」、開発基盤「SAP Cloud Platform」、人事給与サービス「SAP SuccessFactors」を採用する。