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日本株展望

「逆イールドショック」その後--米利上げは打ち止めか

ZDNet Japan Staff

2019-01-22 10:41

 本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。

今日のポイント

  1. 2018年12月4日の「逆イールドショック」をおさらい
  2. 「逆イールド」のその後
  3. 「長期金利上昇」も「逆イールド」も嫌う米国株
  4. 逆イールドは「景気後退の予兆」と見られている

 これら4点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

 今回は米金利が世界の株式市場に与える影響を解説する。

2018年12月4日の「逆イールドショック」をおさらい

 2018年12月4日、NYダウ平均株価は前日比799ドル(3.1%)安の2万5027ドルと急落した。この日のダウ急落を引き起こしたのは、米国債の「逆イールドショック」だった。逆イールドとは「利回り逆転」のことである。長い金利は短い金利よりも高いのが普通だ。ときに短い金利が長い金利よりも高くなることがある。それが利回り逆転、つまり「逆イールド」である。まずおさらいとして、2018年12月4日までの米国の長短金利の推移を見てみよう。

米国の10年・5年・3年・1年・3カ月金利の日次推移:2018年1月2日~12月4日

米国の10年・5年・3年・1年・3カ月金利の日次推移:2018年1月2日~12月4日

 2018年12月4日、米国の5年債利回りは2.790%まで低下し、3年債利回り2.805%よりも低くなった。5年金利が3年金利より低いわけであるから、そこで逆イールドが起こったわけだ。逆イールドは、先行き、金利が低下すると金融市場が織り込み始めたことを意味し、「景気悪化の予兆」と言われる。それが米国株の売りを誘発した。

 2018年は0.25%の利上げが4回あった。短期金利(3カ月)は利上げを織り込んで一貫して上昇した。ところが長期金利は短期金利ほど上昇していない。10年金利は4月に3%に達してから頭打ちだ。その結果、長短金利のスプレッド(差)が縮まり、5年・3年金利の間で、12月4日にとうとう逆イールドが生じたわけである。それを嫌気して、NYダウは大きく下がった。

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