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日本株展望

チャイナリスク高まるか--中国関連株と投資戦略

ZDNet Japan Staff

2019-01-25 11:45

 本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。

今日のポイント

  1. 日本株式は「チャイナリスク」を強く警戒
  2. 中国需要減退で日本の製造業景況感が鈍化
  3. 悲観の修正で中国関連株の戻りに期待するなら

 これら3点について、楽天証券経済研究所チーフグローバルストラテジストの香川睦氏の見解を紹介する。

日本株式は「チャイナリスク」を強く警戒

 新年の日本株の戻りは米国株に比べ劣勢だったが、今週は上値がさらに重くなった。相場の重石となっているのが「チャイナリスク」(中国の政治・経済リスク)だ。図表1は、中国経済政策不確実性指数と日本の中国関連株(日経中国関連株指数)の推移である。

 「中国政策不確実性指数」とは、香港メディアを代表する英字紙「The South China Morning Post」が経済政策面の不確実性に言及した頻度をもとに中国の政策不確実性を数値化した指数である。同指数と中国関連株の関係を相関係数(月次)で振り返ると、2014年以降で▲0.29、2018年は▲0.49と「逆相関」だった。

 日経中国関連株指数は、中国で積極的に事業展開を進めている日本企業50銘柄で構成される時価総額加重平均指数である。チャイナリスクが高まると、収益の中国依存度を増やしてきた関連株の業績面の不安が大きくなる。海外展開を進めてきた日本の多くのグローバル企業の業績見通しは、濃淡の差はあれ「中国の景気鈍化や設備投資需要の減退」から影響を受けやすくなっている。

 加えて、米トランプ政権の強硬外交や貿易政策の影響を受け、中国経済政策不確実性指数は2018年末に史上最高水準に上昇。今後発表される10~12月期企業決算、業績見通し、株価の反応、米中貿易交渉の進展を確認し、チャイナリスクの影響度と株式市場の織り込み度合いを見極める必要がある。

図表1:チャイナリスクと日本の中国関連株は逆相関

図表1:チャイナリスクと日本の中国関連株は逆相関
注:中国経済政策不確実性指数=China-Hong Kong Economic Policy Uncertainty Index(Baker, Bloom & Davis)
出所:Bloombergのデータより楽天証券経済研究所作成

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