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日本株展望

ハゲタカがいれば狙われそうな「含み資産株」--不動産・倉庫株に多い

ZDNet Japan Staff

2019-01-29 10:40

 本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。

今日のポイント

  1. ブーム渦中にある大手不動産株
  2. 上値の重い不動産株
  3. 2018年問題を無事クリアした都心オフィスビル、20年はどうか?
  4. マンションブームにはピークアウトの兆しも
  5. 解散価値といわれるPBR 1倍を大きく割り込む銘柄が増えている

 これら5点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

 今回は、最近話題になることが少なくなった「含み資産株」の話をする。今、日本の株式市場には、保有不動産に巨額の含み益があるにも関わらず、株価が純資産価値と比べて極めて割安な水準にとどまっている銘柄がたくさんある。

 2005年に大活躍したハゲタカファンド(買収ファンド)がいれば、真っ先に狙われそうな銘柄群である。ところが2006年以降、ハゲタカファンドは日本からほとんど撤退。ハゲタカが去って、割安な「含み資産株」に敵対的買収を仕掛ける買い手はなくなった。純資産価値と比較して割安と分かっていても、注目する投資家がいなくなった。

 今回のレポートでは、そういう「含み資産株」に改めてスポットライトを当てる。

ブーム渦中にある大手不動産株

 アベノミクスが始まった2013年以降、景気回復と異次元金融緩和の効果で、不動産需給が引き締まった。今、都市部は不動産ブームの様相を呈している。

都心5区オフィスビルの賃料・空室率平均の推移:2004年1月~2018年12月

都心5区オフィスビルの賃料・空室率平均の推移:2004年1月~2018年12月
出所:三鬼商事、都心5区は東京都千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区

 不動産市況の上昇によって、大手不動産株で賃貸不動産の含み益が拡大している。賃貸不動産の含み益上位3社を挙げたのが次の表だ。

賃貸不動産の含み益上位4社の含み益:2013年3月~2018年3月

賃貸不動産の含み益上位4社の含み益:2013年3月~2018年3月
出所:各社有価証券報告書および決算短信

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