Googleは米国時間1月31日、クラウドネイティブなNoSQLデータベース「Cloud Firestore」のベータ段階が終了し、一般提供を開始(GA)したと発表した。また、Cloud Firestoreのリージョンインスタンスの価格引き下げとともに、同データベースのデータをホストするロケーションの追加も発表した。このフルマネージド型のデータベースであるCloud FirestoreがGAとなることは、サーバレスアプリケーションの開発を進めたい組織に有益だろう。
Cloud Firestoreは「Google Cloud Platform」(GCP)と、同社のモバイル開発プラットフォーム「Firebase」の双方に統合されている。Cloud Firestoreにより、ウェブやモバイル、IoTなどのアプリケーションにおけるデータの格納や同期、クエリがシンプルになる。
一般提供の開始を機に、Cloud FirestoreはGCPの公式なサービスレベル契約(SLA)に含められ、マルチリージョンインスタンスにおいて99.999%、リージョンインスタンスで99.99%の稼働率が保証されるようになる。
また、リージョンインスタンスの値下げも発表されており、ほとんどのリージョンインスタンスは、3月3日より価格引き下げの対象となる。一部のロケーションでは、マルチリージョンインスタンスの価格の50%にまで引き下げられる予定だ。
またGoogleは、Cloud Firestoreのデータをホストするロケーションとして、欧州のマルチリージョンのロケーションを含む、10カ所を新たに追加する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。