Amazonは米国時間1月31日、2018会計年度第4四半期決算(12月31日締)を発表した。通年では、Amazon Web Services(AWS)の売上高が47%増と堅調な伸びを見せ、営業利益でも同社全体の大部分を占めた。
Amazonの第4四半期の純利益は30億ドル、希薄化後1株あたり利益は6.04ドルで、前年同期の19億ドル、希薄化後1株あたり利益3.75ドルから成長した。売上高は724億ドルで、前年同期比で20%増加した。
アナリストらが予想していた売上高718億7000万ドル、1株あたり利益5.67ドルを上回った。
2018年通年では、純利益が101億ドル、希薄化後1株当たり利益が20.14ドルとなり、2017年の30億ドル、希薄化後1株あたり利益6.15ドルを上回った。純売上高は2329億ドルで、前年同期比31%増加した。
2018年通年に、最も営業利益を生み出したのはAWSで、北米部門のEC事業を僅差で抜いた。AWSは72億9600万ドル、北米EC事業は72億6700万ドルだった。しかし、それだけの営業利益を生み出すために要した売上高が、北米は1414億ドル、AWSは257億ドルだったのが注目に値する。
第4四半期を見ると、Amazonの北米部門の営業利益は225億ドルで、AWSの218億ドルを上回った。
AWSの純売上高は前年比47%増加して、他のどの事業部門よりも急速に伸びた。Amazonの事業全体の成長率は31%だった。
他にも成長が顕著なのは、広告だ。広告が含まれる「その他」の純売上高は第4四半期に前年同期比97%増の33億8800万ドルとなった。
Amazonは2019年第1四半期の純売上高を、560億〜600億ドルになると見込んでいる。一方アナリスト予想は、609億6000万ドルとなっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。