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日本株展望

業績堅調でも株価の上値が重いトヨタ--EV化でメリットを受ける銘柄は?

ZDNet Japan Staff

2019-02-07 11:12

 本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。

今日のポイント

  1. トヨタ自動車の今期業績は悪くない
  2. 自動車は成長産業
  3. 割安でも買われない自動車株、3つのリスクが重荷
  4. なぜ今、電気自動車(EV)の人気が急に高まっているのか?

 これら4点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

トヨタ自動車の今期業績は悪くない

 2月6日にトヨタ自動車が発表した2019年3月期第3四半期まで(2018年4月~12月)の連結営業利益は、前年同期比で9.5%増の1兆9379億円だった。ところが連結純利益は同29.3%減の1兆4233億円と大きく減っている。

 営業増益なのに純利益が減ったのは、営業外で未実現持分証券評価損を3558億円(※注)計上したことが原因である。日経平均株価が下落し、トヨタが保有する持ち合い株式の評価額が下がったため未実現持分証券評価損が計上された。

※注:前期(2018年3月期)まで、持ち合い株式の評価額の変動はその他包括損益に計上するだけで純損益には影響しなかった。米国基準で財務諸表を作成しているトヨタは、米国財務会計基準審議会(FASB)が2016年1月「持分証券の時価変動を純損益に計上」することを要求する指針を出したことを受け、今期(2019年3月期)から持ち合い株の評価額変動を純損益に計上することにした。

 第3四半期までの実績を受け、トヨタ自動車は通期(2019年3月期)業績(会社予想)を見直した。通期の営業利益見通しは前期比横ばいの2兆4000億円で変更しなかったが、純利益の見通しは4300億円引き下げ前期比25%減の1兆8700億円とした。

 持ち合い株式の時価変動があったためトヨタは純利益見通しを下方修正したが、本業から上がる営業利益の見通しは変えていない。為替(円高)や減価償却費などのコスト増が減益要因となったが、これをグローバル販売の増加でカバーし、前期並みの高水準の営業利益を計上する見通しとなっている。

 トヨタの底力を感じさせる決算だったと思う。

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