モバイルバッテリー「Omnicharge」新製品、Qiに対応--災害時の電源確保に対応

藤代格 (編集部)

2019-02-14 07:15

すべての技術が詰まっているというOmni20+(出典:Omnicharge)
すべての技術が詰まっているというOmni20+(出典:Omnicharge)

 米Omnicharge(カリフォルニア州)は2月12日、開発するモバイルバッテリー「Omnicharge」の新シリーズ「Omnicharge+」シリーズを発表した。従来製品より給電可能範囲を強化した、容量1万3600mAh、最大出力65Wの「Omni13+」、容量2万400mAh、最大出力100Wの「Omni20+」、容量2万100mAh、最大出力100Wの「Omni20+USB-C」の3つのモバイルバッテリーと、Omni20+を充電、管理できる「Omni Power Station+」をあわせた4製品で構成。ビッグカメラ、ヨドバシカメラのほかウェブサイトで3月29日から発売する。

 3つのモバイルバッテリーは、共通でType-A、Type-CのUSBポートを一つずつ搭載。そのほかユーザーの利用用途に合わせ、容量やポートの異なる3つのタイプを用意したという。

3つのモバイルバッテリー新製品(出典:Omnicharge)
3つのモバイルバッテリー新製品(出典:Omnicharge)

 Omni20+、Omni20+USB-Cはワイヤレス給電の国際標準規格「Qi」に対応。Qi対象製品であれば置くだけで充電できるという。

 また、Omni20+には充電しながら各デバイスへ給電できるパススルー機能、Omni20+USB-CにはUSBメモリに保存した情報を本体経由で取り込み、ポート数が少ないデバイスでも柔軟に活用できるUSBハブ機能を搭載した。

 利用用途に合わせて製品を選べば、ノートPC、スマートフォン、タブレット、デジタルカメラ、ルーター、スピーカーなど、ほぼ全ての小型家電へ同時給電できる。通信機器のほかにも浄水機器など、普段の生活において電源を必要とする様々な場所やシーンで活用できるという。

 フル充電の状態で使用しなければ6カ月間は放電しないとし、コンセントが存在しない野外フェスやアウトドア時、サバイバルゲーム、災害時の防災グッズなども用途にあげている。約500回の使用で70%まで劣化するが、その後はほぼ変化しないとしている。

 税込の希望小売価格は、Omni13+が1万8144円、Omni20+が2万5704円、Omni20+USB-Cが2万1384円。

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