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「Oracle Blockchain Platform 19.1.3」リリース--ブロックチェーンアプリを既存システムと統合しやすく

Stephanie Condon (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2019-02-13 10:42

 Oracleは米国時間2月12日、「Oracle Blockchain Platform」に複数の新機能を追加したと発表した。開発者はこれら新機能を使うことで、ブロックチェーンアプリケーションを既存の業務システムやITシステムとより容易に統合できるようになる。また、同プラットフォームの一般提供を約7カ月前に開始したOracleは今回の発表で、揺籃期にあるこの技術を活用している新規顧客にも焦点を当てている。

 仮想通貨のビットコインを支えるブロックチェーン技術は、すべての取引履歴を保存できる共有型の分散台帳だ。新たな収入源を生み出したり、業務運用を改善したりするために改ざん耐性に優れたトランザクションを利用したいと考えている企業にとって、ブロックチェーンはさまざまなユースケースで活用できる技術である。Oracleのプラットフォームは、サービスとしてのブロックチェーンを提供している。

 新機能のいくつかは、企業や開発者が既存のスキルを用いて自らのアプリケーションの構築や管理を行えるようにするためのものだ。例を挙げると、ワールドステートデータベースの強化によって、標準SQLベースでの台帳に対するクエリがサポートされるようになった。これにより開発者は、一般的なプログラミングスキルを用いてチェーンコードを開発できるようになる。また同プラットフォームでは「Hyperledger Fabric 1.3」がサポートされ、Javaによるチェーンコード開発もできるようになった。

 また、新たなリッチヒストリーデータベースによって、トランザクション履歴をOracleの「Autonomous Data Warehouse」やその他のOracleデータベースにおけるリレーショナルデータベーススキーマに複製できるようになった。これにより組織は自らのトランザクション履歴を対話型のアナリティクスダッシュボードに統合できるようになる。さらに、拡張されたREST APIによって、既存のITツールとの統合が簡素化される。

 同プラットフォームに対する今回のアップデートによって、外部の認証プロバイダーを使えるようにもなる。ブロックチェーンコンソーシアムのさまざまな参加組織は、ともすれば異なったID管理システムを用いている可能性もあるため、そういったブロックチェーンを扱う際にも役立つ。また、ブロックチェーンネットワーク上にクライアント組織を登録する際に、サードパーティーの証明書を用いることも可能になる。

 Oracleがブロックチェーンの分野で最近獲得した顧客には、複数の教育機関をまたがって履修記録や職業資格を共有するためにブロックチェーンを使用しているChina Distance Education Holdings Limited(CDEL)が含まれている。ブロックチェーンによって、雇用主やリクルーターは求職者が主張する学歴を検証できるようになる。またCirculorという企業は、電子部品の製造過程や部品内で使用される鉱物が紛争地域で採掘されたものかどうかを、その出自から追跡するためにブロックチェーンを用いている。この他にもArab Jordan Investment BankやCargoSmart、Certified Origins、HealthSync、ICS Financial Systemsといった組織がOracleのブロックチェーン顧客として挙げられている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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