Zohoは、オフィス生産性スイート分野にはまだ革新の余地があり、Microsoftの「Office 365」やGoogleの「G Suite」が優勢を誇るこの分野に割り込みたいと考えているようだ。「Zoho Office Suite」の最新版が発表された。
Apple TVを利用したZoho Show
Zoho Office Suiteの利用は、個人ユーザーなら無料だ。企業向け生産性向上&コラボレーションの統合スイート「Zoho Workplace」の一部としても利用できる。Zoho Workplaceは、1人あたり月額360円から利用可能だ。Googleはごく最近、「G Suite Basic」の利用料金を月額6ドルに、「G Suite Business」を月額12ドルに引き上げている。
Zohoによれば、文書作成の「Zoho Writer」、表計算の「Zoho Sheet」、プレゼンテーションの「Zoho Show」、メモアプリの「Zoho Notebook」などが、同社の人工知能(AI)機能である「Zia」や対話型AIの「Zia Voice」によって強化されている。さらにOffice Suiteは、業務向けチャットの「Cliq」とも連携した。
Office Suiteは、文書の共有や署名、メモ作成、アプリケーション間のドラッグ&ドロップ操作などで、 前後の関連性に配慮して、協業を改善できるように構築されているという。Zohoは以下のような機能を提供する。
- Zoho Writerは、文法、スタイル、文章の質に基づき、読みやすさを採点。Ziaアシスタントが修正を提案する。
- Zoho Writerは、文書の差し込みやフォーム入力を元にした文書の作成、ワンクリックでの署名の収集など自動化機能を提供。
- Zoho Notebookは、異なるタイプの情報源から情報を探し、スマートカードに保存できる。
- Zoho Sheetは、矛盾や重複に対処するためのデータクリーニングツールを提供。またカスタム関数機能により、ユーザーは独自の関数を作成できる。
- Zoho Showは、Apple TVおよびAndroidに対応したデバイスでも閲覧できるようにした。
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この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。