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マイクロソフトは「HoloLens 2」でさらなるクラウド活用も促す

Mary Jo Foley (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2019-02-27 06:45

 Microsoftは「MWC」で同社の複合現実ヘッドセット「HoloLens」の第2世代をお披露目した。一見、このデバイスの目玉は刷新されたハードウェアのように思えるかもしれない。しかし必ずしもそうではない。そのことには多くの企業も賛成するはずだ。

 この新型HoloLensには、さらに便利で、使いやすくするための改良が数多く施されているが、このデバイスでもっとも重要なのは、中身のソフトウェアと、その外側にあるサービスだ。MicrosoftはHoloLensに対して、これまでにも見られたようなハードウェア展開戦略を用いている。「Surface」で本当に重要なのはMicrosoftがノートPCを持つことなのだろうか。それとも「Office 365」のサブスクリプションを獲得する手段なのだろうか。Xbox事業で重要なのはゲーム機を売ることだろうか。それとも「Xbox Live」やサブスクリプション、ゲーム内購入だろうか。

 HoloLensでも状況は似ている。Microsoftはたとえハードウェアを無料で配っても、「Dynamics 365」や「Azure」のサブスクリプションから利益を上げることができる。Microsoftの最高経営責任者(CEO)Satya Nadella氏は「MWC 2019」で、同社のサービスを構成要素として利用すれば、パートナーや顧客は画期的なコンピューティングの進化を享受できるようになると述べている。同氏は、医療や遠隔トレーニング、製造業などを通じて、人間の生活を変える可能性のある企業のHoloLens応用事例を幾つも挙げた。「わが社はこのためにこそテクノロジを作っている」とNadella氏は語った。

 「HoloLens 2」(厳密に言えば、Microsoftは2つめのバージョンを発売しなかったので、これは3つ目のモデルになる)は、2016年に発売されたHoloLensとはかなり違って見える。HoloLens 2は、上に簡単に上げられるバイザーを持っており、垂直視野角は大きくなり、ハンドトラッキングとアイトラッキングが可能でホログラムとの対話も自然になると考えられており、軽量化されている。SoCには「Snapdragon 850」が採用され、第2世代のカスタムビルドのHPUを内蔵している。出荷予定時期は2019年の後半だ。

 しかし、こうした仕様にばかり気を取られてはならない。HoloLens 2を企業でうまく利用するには、ソフトウェアやサービスが必要になる。今後一般向けのHoloLensが提供されるのかどうかは不明だ。

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