シャノン、MAツールで非認知層を取込可能に--デジタルとアナログを融合 - (page 2)

阿久津良和

2019-02-28 07:15

 「企業管理」機能として実装した新機能を使用すると、展示会の後に担当者の業務となる名刺のデジタル化やリストの振り分け、担当営業の割り当てといった作業を大幅に短縮できる。同社によれば、SMP未導入の企業が前述した作業を行うには2週間ほどかかるものの、SMP導入後は最大24分の1(1日)で済むという。この仕組みを可能にしたのがシャノンが独自開発したマッチングエンジンだ。

来場者にお礼メールを送る際も複数の条件を組み合わせることで、既存顧客と新規顧客の分別が可能になる
図4:来場者にお礼メールを送る際も複数の条件を組み合わせることで、既存顧客と新規顧客の分別が可能になる

 社名1つ取っても「株式会社」「(株)」「㈱」と“揺らぎ”があり、横文字の社名であればカタカナや英語が混じることもある。そこで同社はマッチ率と正解率を調整できる同エンジンを用いることで、自社の運用スタイルに合わせたデータ管理を可能にした。

 同機能を使うことで展示会やセミナーに訪れた人物とリード情報をマッチングさせ、あらかじめ用意したテンプレートを用いれば、顧客に対する来場のお礼メールも翌日には送信できる。

 その顧客がウェブサイトを閲覧したり資料を請求したりした場合、割り当てた営業スタッフに通知が届くため、マーケティング部門と営業部門のコミュニケーションもスムーズに進むと説明する。専用のスマートフォンアプリを用いることで営業担当者は顧客のウェブ閲覧履歴やメール履歴も確認できるため、マーケティング活動のあらゆる課題解決につながるという。

 同機能の詳細やデモンストレーションは3月12日に開催する「SHANON BtoB Marketing Conference」で確認できる。

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