IT人材の派遣などを事業に持つ日本アシスト(横浜市鶴見区)は、2月1日から業務報告SaaS「Check-in」を活用。派遣スタッフの管理業務改善に向けたトライアルを実施しているという。2月27日、Check-inを開発、提供する西菱電機(兵庫県)が発表した。
大手派遣会社はスタッフの就業管理で独自システムを構築、運用する一方、中堅以下の派遣会社は手作業の管理が続いているという。
派遣先企業のルールに合わせてスタッフがタイムレコーダーや手書きのタイムカードで就業を記録、派遣先企業から締め日にファクス送信といった工程で管理するケースが多いという。双方にとって手間がかかる、手書きでの記載ミス発生、派遣スタッフで修正可能など、業界全体としての課題があるとしている。
Check-inを活用し、アナログだった管理をシステム化。データを容易に集計できるほかに派遣先企業、派遣スタッフ、派遣元企業の3者での効率良い情報伝達ができるという。派遣スタッフの残業時間を月半ばで把握して法定内労働時間に調整したり、管理者による定期的な現場巡回業務の削減などを目指すとしている。
Check-inは、PCやスマートフォンで利用できる業務報告ツール。現場や外出先から位置情報を利用し、作業日報、営業日報、荷物配達記録などの報告書が送信できるという。報告書はウェブで閲覧や回覧、Excelファイルでの出力などが可能で、作成時間やデータ集計時間の短縮など、業務を効率化するとしている。
1月9日に新機能を追加している(出典:西菱電機)
1カ月の無料トライアルのほか、フォームが10まで作成できるライト、250まで作成できるベーシック、500まで作成できるビジネス、1000まで作成できるエンタープライズの4つのプランで提供する。いずれも税別月額利用料金は1IDごとで、ライトが200円、ベーシックが480円、ビジネスが980円、エンタープライズが1400円。
ビジネス向けSaaSを集め、比較検討から購入、ライセンス管理までがAmazon上で完結できる「Amazon SaaSストア」でも販売。フォームが1500まで作成できるという。期限がくると自動更新する 「サブスクリプションモデル」で提供され、1ユーザーあたりの税込価格は月額1728円から。