インテル製チップに新たな脆弱性「SPOILER」--修正は困難との指摘も - (page 2)

Liam Tung (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 緒方亮 高森郁哉 (ガリレオ) 編集部

2019-03-06 12:13

 論文の著者の1人であるDaniel (Ahmad) Moghimi氏は、The Registerに対し、Intelが今後5年以内にメモリサブシステム内で問題を解決することは難しいだろうと述べている。

 Intelの広報担当者は声明の中で、ソフトウェアはSPOILER攻撃から保護可能であり、Rowhammerに対する緩和機能が実装されたDRAMモジュールも依然として保護された状態を保っていると述べた。

 「Intelはこの研究に関する通知を受け取った。このような問題についてはサイドチャネルの安全を確保するためのソフトウェア開発手法を採用することでソフトウェアを保護できると、われわれは考えている。これには、問題のデータに依存する制御フローを回避することも含まれる。また同様に、Rowhammer型の攻撃に対する緩和機能が実装されたDRAMモジュールは保護された状態を保っているものと考えている。顧客とそのデータを保護することはわれわれにとって重大な優先事項であり続けており、継続的に研究するセキュリティコミュニティの努力に感謝している」(Intelの広報担当者)

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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