セゾン情報システムズは3月5日、ファイル連携ミドルウェアの最新版「HULFT 8.4」を提供開始すると発表した。
最新版は、クラウドとのデータ連携、セキュリティ、業務の自動化/効率化に対応する機能強化などが図られている。「HULFT-HUB」「HULFT-WebConnect」「DataMagic」「HDC-EDIManager」「SIGNAlert」などの関連製品もHULFT 8.4に対応したアップデートを実施。さまざまなデータ連携方式、通信プロトコルの混在によるシステム連携に柔軟に対応する。
クラウドとのデータ連携では、少量多頻度の転送処理を高速化することで、リアルタイム性を高めた。対応OSに「Amazon Linux 2」を追加した。SFTPとの連携機能を強化し、HULFTを利用していない取引先に対しての相互運用性を強化した。
セキュリティでは、データガバナンスの強化策として、対象業務に必要な通信機能に限定して、相手先ごとに通信セキュリティモードを設定する機能を備えた。
業務の自動化/効率化では、新たなインストーラーを提供し、管理情報のエクスポートやインポート、複数のホスト間でのシステムファイルの共有など、設定作業を簡易にした。また重要なエラーのみをログに出力できるにした。製品ヘルプをウェブに全て公開した。