残業時間の上限規制、システム対応済みは2割--有休義務化では1割強 - (page 2)

TechRepublic Japan Staff

2019-03-13 07:00

 有給休暇を取得しやすくするために導入されているのが半日単位の有給休暇制度。今回の改正で義務付けられる年5日の有給休暇の確実な取得で新たに半日有休の制度導入を検討する企業も多く見受けられる。

 だが、時間単位の有休については合算値であっても義務化の対象から除外されることが判明して、新規導入に向けた検討の見直しを迫られるケースが多々発生したという。半日単位と時間単位の休暇制度がが併存する場合には取得時間数によって半日単位での取得が優先されるよう制度再構築の検討を必要とするケースもあったと指摘している。

図2:年次有給休暇の確実な取得に向けた運用方針(有効回答数100、複数選択可、出展:ワークス)
図2:年次有給休暇の確実な取得に向けた運用方針(有効回答数100、複数選択可、出展:ワークス)
図3:時間外労働に上限規制に関する対応状況(出展:ワークス)
図3:時間外労働に上限規制に関する対応状況(出展:ワークス)
図4:年次有給休暇の確実な取得に向けた対応状況(出展:ワークス)
図4:年次有給休暇の確実な取得に向けた対応状況(出展:ワークス)
図5:フレックスタイム制の見直しに関する対応状況(出展:ワークス)
図5:フレックスタイム制の見直しに関する対応状況(出展:ワークス)
図6:勤務間インターバル制度に関する対応状況(出展:ワークス)
図6:勤務間インターバル制度に関する対応状況(出展:ワークス)

 2018年12月19日~2019年1月18日に大企業100社を対象にアンケートで調査した。

 ワークスはユーザー会員組織で企業間の事例共有や意見交換を促進するため、「働き方改革関連法への対応に関する情報交換会」というラウンドテーブルを毎月開催している。分科会やユーザー企業へのアンケート調査を通じて集まった法改正対応への課題や各社の対応方針などを業務ノウハウや知見としてユーザー企業に提供している。同時に法改正対応マニュアルを発行するなどサポートサービスの充実に努めていると説明している。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    最も警戒すべきセキュリティ脅威「ランサムウェア」対策として知っておくべきこと

  2. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  3. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  4. セキュリティ

    「どこから手を付ければよいかわからない」が約半数--セキュリティ運用の自動化導入に向けた実践ガイド

  5. ビジネスアプリケーション

    新規アポ率が従来の20倍になった、中小企業のDX奮闘記--ツール活用と効率化がカギ

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]