リコーは、B2B(法人間取引)クラウドプラットフォーム「RICOH Smart Integration」にZuoraのプラットフォームを採用した。Zuora Japanが発表した。
RICOH Smart Integrationは、新世代の複合機を介して提供するドキュメントソリューション「RICOH Intelligent WorkCore」などを支えるプラットフォーム。新世代複合機とさまざまなクラウド型のパートナーシステムをつなぎ、紙からデジタルデータへ変換・加工するアプリケーションを提供する。
グローバル共通基盤であるZuora プラットフォームを採用することで、リコーはデジタル複合機ビジネスを、より競争力の高いサブスクリプションモデルへと変革する。新プラットフォームは、高いスケーラビリティを備え、世界各国の通貨や商習慣、決済方法に柔軟に対応できるようになる。また、Zuora プラットフォームの導入では、RICOH Smart Integration を支える日本を含むグローバル共通基盤を、各種既存システムとの連携も含めて約2カ月の短期間で完了した。
Zuoraは、あらゆる業界向けにサブスクリプションビジネスを実行するためのプラットフォームを提供している。これにより、新規顧客獲得、既存顧客へのアップセル・クロスセルの強化、解約率の削減による収益向上と業務の効率化を支援するとともに、従来のERPやCRM、販売管理などのシステムでは対応できない、サブスクリプションビジネスのプライシング、見積、ウェブ販売、契約管理、請求・回収、売上集計、レポート・分析を提供する。