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Shuah Khan氏が3人目のLinux Foundationフェローに

Steven J. Vaughan-Nichols (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2019-03-20 06:30

 プログラマーはコードを書くのが好きだが、デバッグやテストや、セキュリティホールの追跡はそれほど好きではない。こうした問題を解決するために、著名なLinuxカーネル開発者の1人であるShuah Khan氏が、Linus Torvalds氏とGreg Kroah-Hartman氏に次ぐLinux Foundationの3人目のフェローに就任することが決まった。

Shuah Khan氏
Shuah Khan氏

Khan氏の経歴

 Khan氏はインドで育ち、計算機科学の修士号を取得した。専門はOSとグラフィックスだ。同氏はAT&Tのベル研究所とLucentで勤務したあと、HPEに13年間務め、そこでいくつかのオープンソースプロジェクトに関わった。その時期に、同氏は「Linuxカーネルに本気でコントリビューションしたいと思い、それに関わる方法を模索し始めた」という。

 同氏は2011年から、空き時間にAndroidのコードをLinuxのメインラインにマージする作業を行うようになった。一部の人とは違い、同氏はLinuxのカーネル開発者コミュニティは非常に居やすい場所だと感じたという。Khan氏は米ZDNetに対して、「この場所は自分に合っていると感じた」と話している。

 当時、Kroah-Hartman氏はLinuxの安定版リリースの作業を手伝ってくれる人材を探していた。Khan氏は、「わたしはその作業が好きだった。その理由の一部は、その作業がLinuxを広い視野で捉え、カーネルの安定化に寄与するものだったからだ」と述べている。

 同氏は今も、Kroah-Hartman氏と一緒に安定版カーネルの作業を行っている。

 その後同氏はサムスンに転職し、フルタイムのLinuxカーネル開発者になった。

 Khan氏は「Kroah-Hartman氏はテストを手伝ってくれる人を探していた。わたしはLinuxカーネルの自動テストに取り組み始めた。その作業について気に入っていたのは、それがLinuxのソフトウェアとエコシステムの基礎になる部分だということだった」と述べている。同氏はこの頃、Linuxのテクニカルアドバイザリボードのメンバーに就任した。

不足を埋める役割

 3人目のLinux Foundationフェローとして、Khan氏は今後もカーネルに関する仕事を続けながら、Linuxカーネル開発者コミュニティーと新たに設けられたCommunityBridgeプラットフォームの橋渡しという、新たな仕事を担う。

 CommunityBridgeは、カリフォルニア州ハーフムーンベイで開かれた「Open Source Leadership Summit」で発表された取り組みで、その目的は、オープンソースの開発者や開発組織に必要な支援を提供し、オープンソース技術の持続可能性、セキュリティ、多様性を高めることだ。

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