米連邦通信委員会(FCC)が6Gとその後の未来への準備を進めているようだ。
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FCCは米国時間3月15日、将来的に6Gサービスのために使われるかもしれない「テラヘルツ波」周波数帯を開放することを満場一致で決定した。95ギガヘルツ(GHz)~3テラヘルツ(THz)をカバーするこの周波数帯は、実験的な使用のために開放される。これにより、次世代のワイヤレスを夢見るエンジニアたちが実験を開始できるようになる。
FCCは同委員会の規則を通して、新製品や新サービスを試す10年間のライセンスをイノベーターに与える。
ニューヨーク大学(NYU)の教授で、5G向けのミリ波技術の研究を主導するTed Rappaport氏は、「『Spectrum Horizons』イニシアチブと今回の歴史的な投票により、FCCは6Gへの競争を開始した。このことは、米国が将来世代のワイヤレス技術で主導的な役割を果たす助けになるだろう」と述べた。
2月、テクノロジコミュニティーの多くの人が、Donald Trump大統領による6Gへの言及に疑問を呈した。しかしRappaport氏は、次世代技術について考えるのに早過ぎるということはないとした。
これまでのところ、この超高周波数帯を使用できる実際の用途は実証されておらず、想像さえされていない。しかし、研究者たちはすでに未来のことを考えている。3月下旬には、科学者やエンジニアがフィンランドで開催される「6G Wireless Summit」に出席する予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。