業務ソフトベンダーのソリマチ(品川区)は3月18日、販売管理ソフト「販売王20」、「販売王20 販売・仕入・在庫」、顧客管理ソフト「顧客王20」を発表した。4月12日から発売する。
見積書の作成などへの影響から、今夏の発売を予定している「会計王・みんなの青色申告」に先立ち発売するという。機能、マニュアルや冊子、バージョンアップの保証、電話サポートという4つの強化ポイントで消費増税や軽減税率、新元号などに対応する。
請求書の発行から売掛管理、売上分析などができる販売王20は、商品の登録、見積もり、受注と売り上げの入力、請求書作成など、消費税が関わる機能に税率の入力、検索、設定、一括置換などを追加。また、軽減税率制度に伴い導入される税率ごとの表示を明記した「区分記載請求書等保存方式」に対応する請求書が自動で作成できるという。
軽減税率のポイントを解説した「軽減税率対策本」と、フルカラーのマニュアル本、販売管理ソフト初心者向けの「導入の手引き」と「消費税ガイド」をセットにして提供するとしている。
顧客情報の管理や有効利用ができる顧客王20では、軽減税率に対応した見積書作成機能を追加。マニュアル本と導入の手引きも提供するとしている。
3つの製品いずれも、購入後のユーザー登録時から15カ月のバージョンアップを保証。電話サポートも15カ月提供するという。
販売王20の税別希望小売価格は4万円。販売・仕入・在庫は6万円。
販売・仕入・在庫は、簡易なLAN環境を活用し、ネットワークで最大3台まで同時入力、データベースの一元管理などができる「ライセンスパック」や、それぞれのPCで入力したデータをサーバで一元管理できる「LANパック」も提供している。
最大3台までの同時入力出来るというライセンスパック(出典:ソリマチ)
サーバでデータを一元管理できるLANパック(出典:ソリマチ)
ライセンスパックは2ライセンスの場合が9万円、3ライセンスの場合が12万円。別途1ライセンスを追加する場合は3万円。
LANパックは「Microsoft SQL Server」向けの「LAN for SQL」と、SQL Serverのライセンスとセットにした「LAN with SQL」を用意している。LAN for SQLは5クライアントの場合60万円、10クライアントの場合80万円、15クライアントの場合100万円、20クライアントの場合120万円。
LAN with SQLは5クライアントの場合75万円、10クライアントの場合105万円、15クライアントの場合135万円、20クライアントの場合165万円。
顧客王20は、3つのライセンスが付帯するライセンスパックを3万円で提供する。LANパックとしても提供し、LAN for SQLは5クライアントの場合45万円、10クライアントの場合60万円、15クライアントの場合75万円、20クライアントの場合90万円。
LAN with SQLは5クライアントの場合60万円、10クライアントの場合85万円、15クライアントの場合110万円、20クライアントの場合135万円。