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日本株展望

どうなる日産自動車?--配当利回り5.98%は信頼できるか

ZDNet Japan Staff

2019-03-20 11:22

 本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。

今日のポイント

  1. 日産自動車株の予想配当利回りは5.98%
  2. 少しだけ(100株)保有が適切と考える
  3. Ghosn元会長の解任で日産が経営自主権を取り戻す期待も
  4. Renault・日産「資本のねじれ」が生む歪みが大きくなりつつあった
  5. Ghosn元会長は2005年以降、日産よりRenaultを見て経営するようになった可能性も
  6. 政治リスクに翻弄される自動車株は株価指標で見て割安に据え置かれる

 これら6点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

日産自動車株の予想配当利回りは5.98%

日産自動車の株価と予想配当利回り推移:2018年1月4日~2019年3月19日

日産自動車の株価と予想配当利回り推移:2018年1月4日~2019年3月19日

 Carlos Ghosn元会長の逮捕が伝わった2018年11月20日以降、日産自動車株は大きく下がった。その結果、予想配当利回りは上昇し、12月20日には一時6.8%に達した(その時の株価は901.3円)(※注)

※注:予想配当利回りの計算方法は、日産自動車が開示している今期の1株当たり年間配当金(会社予想)57円を株価で割ることによって、予想配当利回りを計算。1株当たり配当金が変わらないまま、株価が下がると利回りが上がり、株価が上がると利回りが下がる。

 2019年に入ってから株価は反発。配当利回りに魅力を感じた個人投資家の買いが増えた。3月19日の株価は952.0円で予想配当利回りは5.98%である。東証一部の平均配当利回りが約2.4%であるから、とても高い利回りだ。

 この高い利回りは信頼していいのだろうか。というのは、株の配当利回りは確定利回りではないからだ。経営の混乱・業績悪化が長引き、配当が減らされ、利回りが下がるリスクもある。

 日産自動車は2月12日、今期(2019年3月期)の純利益予想を従来予想から900億円引き下げ、前期比45%減の4100億円とした。全世界的に販売目標が未達になり、目標を引き下げる。これまでGhosn元会長のもと、高い販売目標を立て、販売拡大を最優先する戦略を採ってきたため、米国などで値引き(インセンティブ付与)が常時大きくなり、収益率が悪化する弊害が出ていた。値引きを抑制して収益力を取り戻すのに、かなり時間を要する可能性がある。

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