ジャパンシステムは3月19日、熊本県天草市と共同で自治体業務にRPA(ロボティックプロセスオートメーション)を適用する実証実験を実施したと発表した。
その結果、公共料金関連業務(管財課)で稼働時間の削減率が52.4%(6.9勤務日数相当)となり、健康診断関連業務(健康増進課)では77.5~87.1%(13.6~26.6勤務日数相当)の稼働時間削減が確認された。
今回の実証は2018年12月~2019年2月の期間で実施された。またRPAソフトウェアには、RPAテクノロジーズの「BizRobo! Basic」が活用された。
天草市では、今回の実証での定性的な効果について、「入力ミスによって関係部署に多大な迷惑をかけてはならないという過度の精神的重圧から解放された」「専門的な業務に従事している職員を定型的な事務処理から解放することができた」といった評価をしている。