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日本株展望

FOMCで金融相場を確認?--日米で見直されるIPO銘柄

ZDNet Japan Staff

2019-03-22 10:33

 本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。

今日のポイント

  1. 金融ストレスの急低下が世界株高の背景
  2. FOMCはハト派姿勢を確認:2019年は利上げゼロ予想
  3. 金融相場復活の効果?米国でIPO銘柄の見直し進む

 これら3点について、楽天証券経済研究所チーフグローバルストラテジストの香川睦氏の見解を紹介する。

金融ストレスの急低下が世界株高の背景

 米国市場では今週、S&P500指数やナスダック総合指数が年初来高値を更新。2018年10月以来5カ月ぶり高値を付けた(3月19日)。日本株式が底堅く推移しているのは、米国株高による外国人投資家のリスク許容度改善がある。図表1で示す「世界金融ストレス指数」(Global Financial Stress Indicator)は、2018年の秋から年末まで急上昇し、世界同時株安を誘発。金融ストレス指数は、米国や欧州の金融政策や信用スプレッドの方向性などを総合して「金融システムが引き締め傾向か緩和傾向か」を示す指標である。2019年はFRB(米連邦準備制度理事会)もECB(欧州中央銀行)も金融政策をハト派に転換させ、特に米国では債券市場の名目金利も実質金利も低下している。米中貿易交渉も進展に向かったことで、世界金融ストレス指数は2018年初来の水準まで急低下した。

 金融ストレスの低下は、PER(株価収益率)を回復させて米国株価を最高値圏に押し上げ、市場のリスク許容度を改善させている。こうした相場は「金融相場」(流動性相場)と呼ばれる。FRBは3月19~20日に開催されたFOMC(連邦公開市場委員会)で、政策金利引き上げサイクルの一巡を表明した。一方、為替相場でドル安・円高が進み、米中貿易交渉に関する楽観が後退したことが、日本株の上値を抑える可能性を警戒する必要がある。

図表1:世界の金融ストレスと米国株価の動き

*世界金融ストレス指数=The Global Financial Stress Indicator (BofA Merrill Lynch)
出所:Bloombergより楽天証券経済研究所作成(2013/1/1~2019/3/20)
*世界金融ストレス指数=The Global Financial Stress Indicator (BofA Merrill Lynch)
出所:Bloombergより楽天証券経済研究所作成(2013/1/1~2019/3/20)

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