職場での感謝の気持ちを“コイン”で可視化--大阪商工会議所とアララが実証

大場みのり (編集部)

2019-03-22 12:05

 アララは、大阪府と大阪市、大阪商工会議所で構成される「実証事業検討チーム」(以下、検討チーム)の支援を受け、4月中旬から大阪商工会議所でブロックチェーンを利用した個人間におけるコイン流通サービスの実証実験を行うと発表した。職場のコミュニケーションを促進し、生産性を向上させることを目的にしている。

 同社は、近年、職場におけるコミュニケーションの活性化や、組織に利益をもたらすような個人の行動が注目されていると説明する。だが、これらの様子を可視化するのは難しく、認知しづらい点が課題であるという。そこで同社は、職場で見られた“良い行動”に対し、感謝の気持ちをコインで送り合うアプリ「arara coin(仮称)」を開発した。

 今回は、大阪商工会議所に向けてarara coinの実証実験を行う。アプリの名称は、同会議所に合わせて「irodori coin」とした。この実証実験では、有志の職員約30人が2カ月間、職場で生じた良い行いに対し、感謝の気持ちをirodori coinで送り合う。アララは、送金の頻度や送金相手の多様性などを検証し、arara coinの品質向上に活用するという。

「arara coin」イメージ(出典:アララ)
「arara coin」イメージ(出典:アララ)

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