三菱地所は、グループ40数社のITインフラをインテックの広域仮想クラウドサービス「EINS WAVE」シリーズで統一する。インテックが発表した。
三菱地所では、グループ各社のシステムを共通プラットフォーム化してサービスレベルの強化を推進していたといい、新しいサービスを展開する時間の短縮や障害復旧対応の迅速化による事業への影響の最小化を目指していた。
「EINS WAVE」シリーズで三菱地所が採用したのは、クラウドの「EINS/SPS」、バックアップの「EINS/BRS」、閉域ネットワークサービス「EINS/MOW DCAN」、データセンター「EINS/VDC」の各サービス。同シリーズは、データセンターやクラウド、ネットワーク、EDI、セキュリティを中心に顧客企業の課題に応じたITインフラ環境の構築・導入・運用・サポートをワンストップで提供するという。
三菱地所が採用したサービス(出典:インテック)
採用理由は、マルチOSのサーバ環境でもインテック側が柔軟に対応し、データセンターでのサーバのハウジングや「EINS/MOW DCAN」を介したメガクラウドサービスへの閉域網接続が実現されたこと、また、クラウド移行に伴う急激なシステム運用ルールの変更による問題発生を回避する取り組みをしたことなどだったとしている。