Oracle OpenWorld

クラウドで業務革新を遂げるアジア企業--エアアジアや富士ゼロックスらが披露

大河原克行 2019年03月29日 06時00分

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 Oracle(オラクル)は3月26~27日、シンガポールのマリーナベイサンズ コンベンションセンターで「Oracle Open World(OOW) Asia 2019」を開催した。2018年10月の米国サンフランシスコでのOOW 2018を皮切りにロンドンやドバイでも開催、今回のシンガポールが一連のイベントの締めくくりになる。

Oracle オラクルアプリケーション製品開発担当EVPのSteve Miranda氏
Oracle オラクルアプリケーション製品開発担当EVPのSteve Miranda氏

 基調講演では、会期初日にオラクルアプリケーション製品開発担当EVPのSteve Miranda氏が登壇し、クラウドの有効性やビジネスメリットについて改めて強調。「クラウドにより、ビジネス変革のスピードを速めることができ、将来に向けた変化に追随できる。オラクルは、革新的なクラウドとアプリケーションスイートを提供し、それらを四半期ごとにアップデートできる。機械学習やブロックチェーンといった新たな技術によってアプリを拡張し、ビジネスを拡張する」とした。

 同社は米国時間の3月19日に、ラスベガスで開催した「MODERN BUSINESS EXPERIENCE」で、「Oracle ERP CloudやOracle SCM Cloud」「Oracle HCM Cloud」「Oracle CX Cloud」の機能強化を発表し、これらのビジネスアプリケーションが人工知能(AI)の実装によって、大幅に進化したことを強調した。

Oracle テクノロジー&システム担当シニアバイスプレジデントのAndrew Sutherland氏
Oracle テクノロジー&システム担当シニアバイスプレジデントのAndrew Sutherland氏

 また、2日目(3月27日)の基調講演では、ちょうどこの日が「Autonomous Database」を市場投入してから1年目という節目を迎えた。テクノロジー&システム担当シニアバイスプレジデントのAndrew Sutherland氏と、Oracle Cloud担当シニアバイスプレジデントのSteve Daheb氏が、ユーザー事例を交えながら、Autonomous Databaseや「Generation 2 Cloud(Gen2 Cloud)」、それらを支える「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」などについて説明した。

 Sutherland氏は、「データは自分の足で立って、自分でデータを管理する時代が訪れた。自律して動き、自動的にセキュリティを高め、さらに自動で修復する。これがAutonomous Databaseであり、過去25年の歴史の中でも、最も大きな進化である」とした。データウェアハウス(DWH)向けの「Autonomous Data Warehouse(ADW)」とトランザクション処理向けの「Autonomous Transaction Processing(ATP)」を提供する。

 「Autonomous Databaseの導入によって、管理コストを80%削減でき、スケールアップやスケールダウンによって、必要なリソースだけを活用することで、70%のランタイムコストを削減できる。85%の脅威に対して侵入を事前に防ぐことができ、新たな脅威に対しても100%の完璧性を実現できる。そして、Autonomous Databaseの導入によって空いた時間やリソースを、顧客との接点やイノベーションに活用できる。まさにゲームチェンジャーになる技術」(Sutherland氏)と位置付けた。

Oracle Oracle Cloud担当シニアバイスプレジデントのSteve Daheb氏
Oracle Oracle Cloud担当シニアバイスプレジデントのSteve Daheb氏

 また、「米国シアトルにいるOCIの開発チームの役割は、Autonomous DatabaseやGen2 Cloud、AI、各種クラウドサービスを支えるものであり、建物でいえば基礎といえる。これによって世界中のユーザーに対して拡張性を実現し、セキュアな環境を実現できる」(同)とした。

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