Amazonは米国時間3月28日、「Alexa for Business Blueprints」と、Blueprintsウェブサイトの企業向け専門カテゴリが米国で公式に利用可能になったと発表した。職場における音声対応アシスタント「Alexa」の利用拡大を目指す。「Alexa for Business」は1年以上前に登場して以来、着々と新機能を追加している。「Skill Blueprints」は2018年4月にリリースされている。誰でもスキルを作成し、「Alexa Skills Store」で公開できる手段だ。
Amazonは2月に、企業や出版社、ブランド向けに「Alexa Skills」のプログラムの提供を開始しているが、今回の取り組みにより企業への訴求力を大きく高めることになる。企業が独自に活用できる、「Business Q&A」や「Onboard Guide」といったブループリントを含む新たなスキル機能を活用することで、企業は自社向けに専用の音声対応型生産性向上サービスを構築できるようになる。
例えば、Business Q&Aブループリントにより、ユーザーは一般的な職場でよく見かけられる、IT部門の内線番号やWi-Fiのゲストパスワードといった、一連の質問/回答を作り出せるようになる。また、Onboard Guideブループリントにより、新たな従業員向けの、経費報告書の提出方法といった質問に答えられるスキルを作成できるようになる。
Alexa for Business Blueprintsではプライバシー面も重視されている。企業ユーザー向け、あるいはAlexaが搭載されているマネージドデバイス向けのブループリントのコンテンツはIT管理者によってレビュー、有効化できるようになると同社は述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。