アクロニス・ジャパンは4月3日、企業向けバックアップソフト「Acronis Backup 12.5」のメジャーアップデートをリリースした。このアップデートにより1台の管理サーバで管理できるデバイスが8000台に増え、ユーザーはウェブインターフェースから全てのデータ、アプリケーション、システムを保護できるようになった。
アップデートでの機能追加は以下の通り。
- 物理データ配送:最初のフルバックアップをHDDに行い、そのHDDをアクロニスのデータセンタに配送することにより、最初のシーディングを迅速に行うことができる機能
- 拡張性の強化:1台の管理サーバで最大 8000台まで管理することで、インフラ資源を節約
- サポート言語の追加:ブルガリア語、ノルウェー語、スウェーデン語、フィンランド語、セルビア語、マレー語、インドネシア語に対応
- ランサムウェア対策ソフト「Active Protection」の改善:暗号通貨取得のため膨大な暗号計算を無断で実行するクリプトマイニングマルウェアの検知、ローカルドライブとして関連づけられているネットワークフォルダの保護
- クロスプラットフォーム変換:バックアップファイルを仮想化システム「VMware Workstation」や「Microsoft Hyper- V」 のハイパーバイザ上で動作可能なVMファイルに変換できる機能(VHDX、VMDKフォーマット)
- 新たなOSのサポート:
Microsoft Exchange Server 2019
Windows Server 2019 with Hyper- V
Microsoft Hyper- V Server 2019
VMware vSphere 6.7 update 1
Citrix XenServer 7.6
RHEL 7.6
Ubuntu 18、10
Fedora 25、26、27、28、29
Debian 9.5、9.6
Windows XP SP1 (x64)、SP2 (x64)、(x86)
アクロニスは、サイバープロテクションに必要とされる「Safety、Accessibility、 Privacy、 Authenticity、 Security(SAPAS)」に対応したサービスの実現のため、その技術を継続的に強化しているとする。このアプローチにより、企業のデータを最新のサイバー脅威から守るとともに、容易な利用、検証ができるようになる。