Microsoftは現在、検索機能を強化しており、Office Insider版では、Officeアプリケーションで実行した内容に基づいたアクションの提案や、共同作業やメールのやり取りが多い相手が自動的に列挙する仕組みが加わる予定だ。
現時点で、バージョン1903とOffice Insiderのバージョン1904の検索結果に差を確認できないものの、同社には同僚のコラボレーション環境の改善とともに、Bing利用者数の増加を図る意図があるのだろう。
「おすすめ」に並ぶアクションはユーザーの操作内容に応じて変化する。「人」は共同作業する相手やメールアドレスが並ぶ
Mac版を含むその他の更新
バージョン16.23.19030902に更新したMac版だが、リリースノートによれば、Excelが「FILTER」「SORT」「SORTBY」「UNIQUE」「SEQUENCE」「RANDARRAY」と6つの関数をサポートし、PowerPointは前述した変形機能を含んでいる。また、Outlookは共有カレンダーもしくは委任カレンダー削除時に相手の予定が削除される問題を修正し、Microsoft AutoUpdateをバージョン4.9に更新した。
バージョン2.23(19030400)に更新したiOS版は、Outlookで会議やイベントの通知を見逃した場合の案内を強化し、PowerPointはMac版と同じく変形機能を含む。バージョン16.0.11425.20132に更新したAndroid版は、Outlookでグループイベントの表示を整理し、ウェブ版(Office Online)のPowerPoint OnlineはMac版と同じ変形機能を強化した。