富士通は、PCサーバ「FUJITSU Server PRIMERGY((PRIMERGY)」シリーズの新モデル6機種を発表し、順次グローバルで発売する。新モデルのうち「PRIMERGY CX2550 M5」と「PRIMERGY CX2560 M5」が東京大学情報基盤センターの新スーパーコンピュータシステムに採用され、2019年7月の稼働開始に向けてシステムを構築中という。
マルチノード型サーバ「PRIMERGY CX2550 M5」搭載イメージ(背面)
新モデルの6機種は、いずれも最新のインテル製CPU「第2世代 インテル Xeon スケーラブル・プロセッサー」を搭載し、1CPU当たり従来比約15%の性能向上を実現している。また、不揮発性メモリ「インテル Optane DC パーシステント・メモリー」を搭載し、ストレージ処理は従来比で約3倍に高速化させている。
ラック型サーバの「PRIMERGY RX2530 M5」および「PRIMERGY RX2540 M5」はサーバ1台当たりのメモリ容量を最大7.6テラバイト(TB)まで、「PRIMERGY RX4770 M5」は同15.3TBまで拡張可能。マルチノードサーバ「PRIMERGY CX2550 M5」「PRIMERGY CX2560 M5」「PRIMERGY CX2570 M5」の3機種は、高集積密度による省スペースおよび高性能化を実現し、水冷にも対応することで、ハイパフォーマンスコンピューティングに最適な構成が可能となっている。
新モデルのユーザーは、無償の運用管理ソフトウェア「FUJITSU Software Infrastructure Manager Essential」を導入することにより、サーバやストレージ、ネットワーク機器の監視、ファームウェアの更新、カスタマイズ可能なダッシュボードなどの機能を利用できる。また有償版の「FUJITSU Software Infrastructure Manager Advanced」を利用することで、サーバルームやデータセンターのフロア全体のラックや機器設置場所まで一目で分かる「ラック・フロアイメージ表示」や、物理および仮想が混在したより複雑なサーバ構成でのネットワークの可視化ができる。
新モデルの希望小売価格および提供開始時期は下記の通り。