東京エレクトロン デバイス(TED)は4月5日、インテルや日本マイクロソフトとの連携を通じてIoTと人工知能(AI)による画像処理技術製品の開発および協力体制を構築していくと発表した。
今回の取り組みでTEDは、「インテルAIプラットフォーム」や「Microsoft Azure AIサービス」を活用する。これにより、製造ラインの自動化、省人化、効率化を目指す。
その一環としてTEDは、インテルの「OpenVINO Tool Kit&Accelerator」とMicrosoft Azureを組み合わせ、AIを活用した画像検査ソリューションを提供する。それにより同社は、製造業の課題である導入コストや人的資源に関する問題を解決していく。OpenVINO Tool Kit&Acceleratorとは、異種混在のエッジコンピューティング環境におけるディープラーニングの画像推論を行うツールである。
TEDの執行役員EC BUクラウドIoTカンパニープレジデントを務める初見泰男氏は、「製造業を担う企業の競争力向上においてAIやIoTの活用は喫緊の課題であり、われわれはパートナーとAIやIoTを活用したデジタル変革で顧客を支援することで、新たな価値を提供していく」と述べている。