IDCの調査によると、2018年第4四半期におけるコンバージドインフラ支出は前年同期比14.8%増となったという。
IDCは、ハイパーコンバージドインフラが市場全体をけん引し続けていると記している。同社は、インテグレーテッドインフラストラクチャ(サーバ、エンタープライズストレージシステム、ネットワーク機器およびシステム管理ソフトウェアの組み合せをベンダーが認定した上で統合したシステムパッケージ)と、統合プラットフォーム(さらに、アプリケーション開発ソフトウェアおよびデータベース、テスト、統合ツールを機能させるためのソフトウェアパッケージも事前に統合し最適化したシステム)、ハイパーコンバージドシステム(単一のサーバーベースのハードウェア上に、コンピュートおよびストレージの機能を高度に仮想化して提供するソリューション)という3つのセグメントに分類している。
インテグレーテッドインフラストラクチャの2018年第4四半期における支出は前年同期比で6.4%の減少を、統合プラットフォームも8.4%の減少を記録した。一方、ハイパーコンバージドシステムは前年同期比57.2%増の19億ドルという支出を記録し、これらの減少とは対照的な結果になった。
Dellは第4四半期におけるハイパーコンバージドシステム市場シェアの28.6%を獲得している。ハイパーコンバージドシステム向けソフトウェアについては、VMwareが市場シェアのトップを獲得しており、その後にNutanixが続いている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。