「例えば、Blue Prism導入前は売上情報の登録は、紙の手書き売上票をもとに人間が手作業で登録していた。しかし、Salesforceの導入でペーパーレス化し、Salesforce上の売り上げデータをもとに自動でシステム売上情報を登録できるようになったことで、作業の手間も時間も大幅に短縮された」(同氏)
今後は、ナレッジの蓄積や人材の育成をはじめ、新業務のシステムにもRPAを活用していく方針だ。さらに、リアルとデジタルの融合など、最新技術とRPAを組み合わせ、オペレーションのデジタル化にも取り組んでいくという。
具体的には、人工知能やビッグデータ解析で代行させる作業範囲を拡げたり、プロセスマイニングによって改善プロセスを検知し、作業の自動化したりといった施策である。
藪内氏は「プロセスマイニングを活用することで、廃止すべきプロセスやRPA導入効果が高い部分を特定できる。こうした取り組みは積極的に行っていきたい」と語り、講演を締めくくった。