「Raspberry Pi」コンピュータの成功に続こうとする競合製品が次々に登場している。この11月に発売された「Orange Pi PC 2」は、「Raspberry Pi 3」のライバル機であり、スペックはやや抑えているが価格はわずか20ドルだ。
ARMベースのクアッドコアプロセッサを搭載するOrange Pi PC 2は、Raspberry Pi 3 Model Bとほぼ同等のスペックだが、USB 2.0ポートが1基少なく、Wi-Fi機能もない。また、給電はmicro-USBではなく5V/2Aバレルジャック経由で行う。
その一方で、Orange Pi PC 2に使用されている中国製の「Allwinner H5」という、クアッドコア「ARM Cortex-A53」ベースのSoC(System on a Chip)は比較的新しく、4K TVで使用するために設計されたものだ。また、Orange Pi PC 2のメモリも、Raspberry Pi 3のLPDDR2と比べ、より高速のDDR3タイプが採用されている。
(本記事は、TechRepublic Japanで2017年4月13日に掲載した記事からの転載です。続きはTechRepublic Japanでお読みいただけます)