SAPジャパンは4月18日、インメモリデータベース「SAP HANA」の最新版を提供開始すると発表した。新機能には、クラウドサポートの強化、「インテル Optane DC パーシステント・メモリー・モジュール」のサポート、データベース管理を効率化するインテリジェントレコメンデーション、新しい機械学習機能、ハイパーコンバージドインフラ(HCI)認定、改善されたコスト効率の高いデータ階層化、データセキュリティの強化などがある。
メモリー容量の増加によってアプリケーションのパフォーマンスが向上しており、新しいSAP HANA native storage extensionによるデータ階層化の強化と、インテル Optane DC パーシステント・メモリー・モジュールのサポートによって、総所有コスト(TCO)を削減できるとしている。
単一システムに格納できる仮想マシンの数が増えたことで、必要なハードウェアを減らせるようになったほか、データ階層化機能の向上によってリカバリー時間の短縮や、計画および計画外のダウンタイムの最小化を実現した。これにより、クラウドの運用費用を削減する。
また、データベース管理者向けにSQLの最適化やデータ階層化などに関するインテリジェントレコメンデーション機能を提供。データ仮想化に対する高度なアプローチをサポートすることで、データがどこにあってもシームレスに接続するというSAP HANAの特性がより強化されたとしている。セキュリティ面ではエンドツーエンドのデータプライバシー管理も強化されている。