SAPジャパン、「HANA」最新版を提供--メモリー容量の増加でパフォーマンス向上

NO BUDGET

2019-04-22 10:54

 SAPジャパンは4月18日、インメモリデータベース「SAP HANA」の最新版を提供開始すると発表した。新機能には、クラウドサポートの強化、「インテル Optane DC パーシステント・メモリー・モジュール」のサポート、データベース管理を効率化するインテリジェントレコメンデーション、新しい機械学習機能、ハイパーコンバージドインフラ(HCI)認定、改善されたコスト効率の高いデータ階層化、データセキュリティの強化などがある。

 メモリー容量の増加によってアプリケーションのパフォーマンスが向上しており、新しいSAP HANA native storage extensionによるデータ階層化の強化と、インテル Optane DC パーシステント・メモリー・モジュールのサポートによって、総所有コスト(TCO)を削減できるとしている。

 単一システムに格納できる仮想マシンの数が増えたことで、必要なハードウェアを減らせるようになったほか、データ階層化機能の向上によってリカバリー時間の短縮や、計画および計画外のダウンタイムの最小化を実現した。これにより、クラウドの運用費用を削減する。

 また、データベース管理者向けにSQLの最適化やデータ階層化などに関するインテリジェントレコメンデーション機能を提供。データ仮想化に対する高度なアプローチをサポートすることで、データがどこにあってもシームレスに接続するというSAP HANAの特性がより強化されたとしている。セキュリティ面ではエンドツーエンドのデータプライバシー管理も強化されている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウド基盤

    「情シス不足」が生み出す2大リスク--多忙な情シス部門が手放すべき業務とは?

  2. セキュリティ

    Google Chrome Enterprise が実現するゼロトラスト セキュリティの最新実情

  3. ビジネスアプリケーション

    ITSMに取り組むすべての人へ、概要からツールによる実践まで解説、「ITSMクイックスタートガイド」

  4. セキュリティ

    あなたの会社は大丈夫?--サイバー攻撃対策として必要な情報セキュリティの早分かりガイドブック

  5. ビジネスアプリケーション

    業務マニュアル作成の課題を一気に解決へ─AIが実現する確認と修正だけで完了する新たなアプローチ

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]