エクイニクスは、ネットワークサービス「Equinix Cloud Exchange Fabric(ECX Fabric)」の接続性を拡張し、グローバルプラットフォームとしての機能を強化したと発表した。
今回の拡張では、5大陸37メトロ(都市圏)間で企業、クラウドプロバイダー、ネットワークプロバイダーの接続が実現し、デジタルエッジにおけるインターコネクションが世界規模で可能となる。新しいECX Fabricのグローバル接続機能は、北南米、欧州、アジア太平洋の地域間で提供される。
ECX Fabricは、Software Defined Networking(SDN)ベースのオンデマンドのインターコネクションサービス。これまでにグローバル企業やクラウドおよびネットワークサービスプロバイダーを含む1400社以上が利用している。ECX Fabric対応の複数のメトロでPlatform Equinixを活用することにより、クラウド、ネットワーク、その他の各種サービス、エクイニクスIBX(International Business Exchange)データセンター(IBXデータセンター)上の自社システムの間を、オンデマンドでプライベートに世界規模で相互接続できる。
今回の機能強化では、データセンター間のプライマリ接続に利用するだけでなく、既存のMPLS(Multi Protocol Label Switching )やEthernetネットワークを補完し、メトロ間でのバックアップ接続、一時的なトラフィック増への対応、低プライオリティトラフィックのオフロード、短期プロジェクトで帯域追加など、用途に応じてさまざまな活用が可能となる。
また、Platform Equinix上でAmazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Oracle Cloud Infrastructure、Google Cloudをはじめとする世界の主要クラウドサービスへ最適な形で接続が可能となる。
なお、ECX Fabricへのアクセスは、カスタマー向けセルフサービスポータル、またAPIで実行し、メトロ内またはメトロ間の接続をグローバル規模でオンデマンドに作成、管理できる。