プログレス、今夏めどにAI/MLツール「DataRPM」を国内展開--業務アプリの近代化を支援

藤本和彦 (編集部) 2019年04月25日 07時00分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

 Progress Softwareは、米国マサチューセッツ州に本社を置くソフトウェア企業で、アプリケーション開発を支援するツール群などを幅広く展開している。日本では、ビジネスルール管理システム(BRMS)「Progress Corticon」とデータ接続ドライバー「Progress DataDirect」で知られる。

 同社は、1700社超の独立系ソフトウェアベンダー(ISV)をパートナーに持ち、同社技術を使ってアプリケーションを構築しているという。また、同社基盤上では、10万社以上のエンタープライズ企業がミッションクリティカルな業務システムを稼働し、200万人以上の開発者がアプリケーション開発を行っているとする。

 「世界では今、さまざまな企業がアプリケーションのモダナイゼーションを進めている。クラウドやモバイル、機械学習、拡張現実(VR)など、さまざまな技術を使ってビジネスを成功に導くアプリケーションを作り上げようとしている」(Progress SoftwareでCore Field Organization担当シニアバイスプレジデントを務めるGary Quinn氏)

Progress Software Core Field Organization担当シニアバイスプレジデントのGary Quinn氏
Progress Software Core Field Organization担当シニアバイスプレジデントのGary Quinn氏

 また、最先端のテクノロジーを駆使する新興企業によって既存業界のビジネスモデルが大きく変化する「デジタルディスラプション」が世界中で繰り広げられている中、「エンタープライズ企業が新技術に投資をしていかなければ競争に負けてしまうのは自明である」と指摘する。

 Progessでは、エンタープライズ企業による業務アプリケーションのモダナイゼーションを支援する基盤製品とツール群を提供する。ウェブのほか、モバイルやウェアラブルなどにも対応するUIフレームワークや、セキュリティやデータ分析などアプリ開発に必要な機能を統合したクラウド基盤、既存システムやビッグデータ、IoTといったさまざまなデータソースと接続するためのドライバー群を用意する。

Progress Softwareの製品ポートフォリオ
Progress Softwareの製品ポートフォリオ

 最近では、人工知能(AI)/機械学習(ML)の機能群を“Intelligent as a Service”として体系化し、2017年に買収した「DataRPM」のブランド名で展開している。もともとはAI/MLに特化したデータサイエンス向けのツールであり、JagureやGeneral Electric(GE)、Samsungといった製造企業を顧客に持っていた。

 「IoTを活用した新しいビジネス変革に取り組む企業にアプローチしていきたい」とQuinn氏はアピールする。

 日本向けでは、アシストが2013年からCorticonとDataDirectの販売を手掛けている。BRMS製品のCorticonは、ノーコードでビジネスロジックを構築できる点が特徴。独自の推論機能を使ってルールの矛盾や欠損を自動検証し、矛盾性や曖昧性の早期発見を可能にする。これまでは金融機関や通信企業などで導入されることが多かったが、最近ではRPA(ロボティックプロセスオートメーション)ツールと組み合わせた事例が増えているという。

 アシストでは、Corticonを中核製品とした業務自動化のためのフレームワークとソリューションを「AEDAN(エイダン)」として体系化。「システム開発の道具から業務自動化の道具になることで、これまで接点のなかった顧客にも購入されるようになってきた」(アシスト 東日本技術本部 情報基盤技術統括部 プログレス推進部 マーケティング担当 課長の中尾有揮氏)という。

 今夏には、DataRPMの国内展開も開始する予定となっている。Quinn氏は、日本の製造業での活用に期待を寄せる。「日本の製造業はまだまだ強い。機械や設備の予防保全などを含めて効率性や自動化を向上できる。産業用IoT(Industrial IoT)の領域では、IT部門ではなく事業部門に対象がシフトしてきている。その点においても、業界や地域に根差したパートナーの存在が重要になる」(Quinn氏)

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SpecialPR

連載

CIO
教育IT“本格始動”
月刊 Windows 10移行の心・技・体
ITアナリストが知る日本企業の「ITの盲点」
シェアリングエコノミーの衝撃
デジタル“失敗学”
コンサルティング現場のカラクリ
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「展望2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
セキュリティインシデント対応の現場
エンドポイントセキュリティの4つの「基礎」
企業セキュリティの歩き方
サイバーセキュリティ未来考
ネットワークセキュリティの要諦
セキュリティの論点
スペシャル
エンタープライズAIの隆盛
インシュアテックで変わる保険業界
顧客は勝手に育たない--MAツール導入の心得
「ひとり情シス」の本当のところ
ざっくり解決!SNS担当者お悩み相談室
生産性向上に効くビジネスITツール最前線
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft Inspire
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell Technologies World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
吉田行男「より賢く活用するためのOSS最新動向」
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
日本株展望
企業決算
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]