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日本株展望

米中交渉決裂か--トランプ発言で中国株急落、日本株どうなる?

ZDNet Japan Staff

2019-05-07 10:14

 本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。

今日のポイント

  1. 4月の米雇用統計はポジティブだったが、Trump発言がネガティブサプライズ
  2. 4月の米雇用統計は米景気健在を再確認する内容
  3. 再び貿易戦争の不安が高まる
  4. 今が2019年の世界景気悪化を織り込む最終局面との見方を継続

 これら4点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

4月の米雇用統計はポジティブだったが、Trump発言がネガティブサプライズ

 ゴールデンウィーク(GW)10連休の間、米国・中国・欧州から重要な経済指標や決算の発表が相次いだ。ただし、10連休の半ば過ぎまで(4月27日~5月2日)は、取り立ててサプライズ(驚き:市場予想からかけ離れた発表)はなく、世界各国の株式もドル/円為替レートも小動きだった。そのまま10連休が平穏に過ぎるかと思われた。

 ところが10連休の最終局面でサプライズが飛び出した。以下の2つである。

(1)5月3日発表の4月米雇用統計 → ポジティブサプライズ

 予想以上に強く、米景気の健在を再確認する内容だった。この発表を受け、3日のNYダウは前日比197ドル高の2万6504ドルと上昇。CME日経平均先物(6月限)は、2万2475円(10連休前の日経平均終値2万2258円対比+217円)まで上昇した。

(2)5月5日のTrump大統領発言 → ネガティブサプライズ

 Trump米大統領は5日、自身のTwitterアカウントで、10日にも中国からの輸入品2000億ドル相当(約22兆円)に対する関税率を現行の10%から25%へ引き上げると警告した。米中貿易協議の進展が遅いことに対するいらだちを表明したものである。

 これに対し、中国は8日から米ワシントンで予定されている米中通商交渉の中止を検討すると報道が出た。

 これは、株式市場にとって重大なネガティブサプライズとなった。市場コンセンサスでは、8日に中国の劉鶴副首相が米国との協議のために約100人の代表団を率いてワシントン入りし、10日にも米中間で何らかの合意が結ばれると考えられていたからだ。米中貿易戦争がいったん休戦に入るという期待から中国株は年初来大きく上昇していた。

 米中合意の期待が吹き飛んだだけでなく、貿易戦争がさらにエスカレートする不安が出たことを受け、6日の上海総合株価指数は急落した(連休前に最後の取引があった4月30日の終値比-5.6%)。

 ただし、6日のNYダウは落ち着いた動きとなった。前週末比-66ドルの2万6438ドルと小幅の下落だった。中国政府から引き続き米中協議の合意を目指すとのコメントが出たことで模様眺めとなった。ただし、為替市場ではリスクオフの円高が進んだ。日本時間で7日の午前7時現在、1ドル110.66円となっている。

 6日のCME日経平均先物(6月限)は2万2205円(10連休前の日経平均終値2万2258円対比-53円)と小幅の下落にとどまっている。

日米中の株価指数推移:2017年末~2019年5月6日(日経平均は4月26日まで)

注:2018年末の値を100として指数化
出所:楽天証券経済研究所が作成
注:2018年末の値を100として指数化 出所:楽天証券経済研究所が作成

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