また、「挿入」タブの「図」→「アイコン」から追加できるアイコン群だが、Microsoftの説明によれば、300以上の新アイコンが加わったという。
新たに約300の新アイコンが加わった
Microsoft製品の多くは各種診断データを自社サーバーで収集しているが、Office 365はセキュリティ保護と最新状態を維持しつつ、(1)インストールしたデバイスで正常に動作するために欠かせないデータを収集する「必須」、(2)製品の改良に役立てるため、問題の検出や診断、修正に役立つ高度な情報を追加する「オプション」、(3)各種診断データを収集しない「なし」――の3種類に分けられる。Office 2019などはこれらを各ユーザーが選択できるものの、Office 365は管理者がポリシーを通じて選択する仕組みだ。
今回のバージョンからは、「Microsoftに送信するクライアントソフトウェア診断データのレベル設定」「コンテンツを分析する接続エクスペリエンスの使用許可」「オンラインコンテンツをダウンロードする接続エクスペリエンスの使用許可」「追加オプションである接続エクスペリエンスの使用許可」「接続エクスペリエンスの使用許可」の5つが加わった。
半期チャネル(対象指定)は2019年9月、半期チャネルは2020年1月から同機能が展開されるため、公式ドキュメントを一読することをお薦めしたい。
Windowsデスクトップ版共通の変更点として加わったのが「ファイル」メニューの「ホーム」に加わったファイルリストである。「最近使ったアイテム」は文字通り直近使用したファイルが並び、「ピン留め」には使用頻度の高いファイルとして自身がピン留めしたファイルが、「自分と共有」は他者が自分に対して共有設定したファイルが並ぶ仕組みだ。同機能はWord、Excel、PowerPointが対象となる。
直近で使用したファイルやピン留めしたファイルが並び、参照性が高まっている
WordにはVisioで作成したプロセス図のインポート機能と、共同作業時のコメントやカーソルなどが同じ色で示されるようになった。Visio Online Plan 2契約者は「プロセス」タブの「エクスポート」グループで「Word」を選択するか、「ファイル」メニューの「エクスポート」→「Word文書の作成」→「ドキュメントの作成」の順にクリックすればよい。