A3カラーのLBP850シリーズは、調剤業務に適した仕様を搭載するという。最大で5段の給紙カセットを装着可能で、サイズごとのほか処方箋、薬情、薬袋などの種類ごとで使い分けできると説明。
給紙カセット例(出典:キヤノンMJ)
10年ぶりになるというエンジン改良を実施。筐体のサイズを維持したまま機能を向上させ、ポスターやPOPを鮮やかな色で印刷できる「POP印刷最適化モード」を新たに追加したという。一体だったトナーカートリッジとドラムカートリッジを分離し、トナー、ドラムそれぞれ独立して交換できるとしている。
“紙としてこれからも存在していくマテリアル”(政岡氏)サンプル
「キヤノンの強み」と捉えているというユーザビリティには引き続き注力していくという。A4モノクロのLBP160シリーズには、操作手順のアニメーション表示やトナー残量などが確認できる「5行モノクロ液晶パネル」を新たに搭載。アプリケーションライブラリはA4カラーの最上位機種となるLBP664Cにも搭載したとしている。
LBP160シリーズ以外は、ネットワークにつなげることでキヤノンが稼働状況をモニタリングするサービス「NETEYE」に対応。復旧のサポートのほか、消耗品の自動発送など、予算に応じて選択できる保守メニューを提供するという。「効率化し、顧客の業務ダウンタイム削減を図っていきたい」(政岡氏)
NETEYE活用例(出典:キヤノンMJ)
各シリーズ最上位モデルのキヤノンオンラインショップでの税別販売価格は、5月9日時点でLBP853Ciが31万8000円、LBP664Cが9万8000円、MF745Cdwが9万4800円、LBP162が1万6800円。