キヤノン、オフィス向けプリンタ15モデル--トナーとドラムが独立して交換 - (page 2)

藤代格 (編集部)

2019-05-10 06:45

 A3カラーのLBP850シリーズは、調剤業務に適した仕様を搭載するという。最大で5段の給紙カセットを装着可能で、サイズごとのほか処方箋、薬情、薬袋などの種類ごとで使い分けできると説明。

給紙カセット例(出典:キヤノンMJ)
給紙カセット例(出典:キヤノンMJ)

 10年ぶりになるというエンジン改良を実施。筐体のサイズを維持したまま機能を向上させ、ポスターやPOPを鮮やかな色で印刷できる「POP印刷最適化モード」を新たに追加したという。一体だったトナーカートリッジとドラムカートリッジを分離し、トナー、ドラムそれぞれ独立して交換できるとしている。

“紙としてこれからも存在していくマテリアル”(政岡氏)サンプル
“紙としてこれからも存在していくマテリアル”(政岡氏)サンプル

 「キヤノンの強み」と捉えているというユーザビリティには引き続き注力していくという。A4モノクロのLBP160シリーズには、操作手順のアニメーション表示やトナー残量などが確認できる「5行モノクロ液晶パネル」を新たに搭載。アプリケーションライブラリはA4カラーの最上位機種となるLBP664Cにも搭載したとしている。

 LBP160シリーズ以外は、ネットワークにつなげることでキヤノンが稼働状況をモニタリングするサービス「NETEYE」に対応。復旧のサポートのほか、消耗品の自動発送など、予算に応じて選択できる保守メニューを提供するという。「効率化し、顧客の業務ダウンタイム削減を図っていきたい」(政岡氏)

NETEYE活用例(出典:キヤノンMJ)
NETEYE活用例(出典:キヤノンMJ)

 各シリーズ最上位モデルのキヤノンオンラインショップでの税別販売価格は、5月9日時点でLBP853Ciが31万8000円、LBP664Cが9万8000円、MF745Cdwが9万4800円、LBP162が1万6800円。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]