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日本株展望

ボラティリティ売り再来?--米中貿易摩擦の激化を警戒

ZDNet Japan Staff

2019-05-10 10:20

 本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。

今日のポイント

  1. 米国の恐怖指数と経済政策不確実性が急上昇
  2. 「株は5月に手仕舞え」が現実化する可能性は
  3. 世界の経済予想リビジョン指数でみる注目点

 これら3点について、楽天証券経済研究所チーフグローバルストラテジストの香川睦氏の見解を紹介する。

米国の恐怖指数と経済政策不確実性が急上昇

 10連休明けの令和相場は、波乱含みでスタートした。図表1が示す通り、米国の経済政策不確実性指数は今週急上昇し、米国市場で投資家の不安心理を示す「恐怖指数」(株価の変動率予想)も20ポイント前後に上昇した。

 5月5日にTrump米大統領はTwiterで「The Trade Deal with China continues, but too slowly, as they attempt to renegotiate. No!」(貿易交渉は続いているが遅れている。中国が既に合意した内容を再交渉しようとしている。ダメだ!)と不満を表明。中国からの輸入品2000億ドル相当に対する関税率を10%から25%へと引き上げると警告した。

 その後、米通商代表部(USTR)は官報で「10日の午前0時に関税を引き上げる」と発表。中国も即時の報復措置を示唆しており、「貿易交渉は進展中」とのシナリオを織り込み高値圏で推移していた米国株が反落。日本市場では海外勢を中心とする先物売りが日経平均を下落に追い込んだ。変動率予想がさらに上昇すると、2018年の2月や12月に見られたアルゴリズム(プログラム)取引やトレンド追従型ヘッジファンドなどによる株式売りが加速する可能性がある。

 現在ワシントンを訪問中の中国代表団とTrump政権の交渉の結果、貿易摩擦が激化するのか、何らかの合意に至るかが米国、中国、日本株式の方向感を左右すると思われる。

図表1:米国市場のボラティリティ売りは再来するか

※米国経済政策不確実性指数=U.S. Economic Policy Uncertainty Index(Baker, Bloom & Davis)
出所:Bloombergのデータから楽天証券経済研究所が作成(2018/1/1~2019/5/8)
※米国経済政策不確実性指数=U.S. Economic Policy Uncertainty Index(Baker, Bloom & Davis)
出所:Bloombergのデータから楽天証券経済研究所が作成(2018/1/1~2019/5/8)

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