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ワイジェイFX、「Red Hat OpenStack Platform」で開発環境を構築--約4割のコスト削減を見込む

NO BUDGET

2019-05-17 12:33

 ヤフーグループで外為サービス専門の金融子会社であるワイジェイFXは、IaaS構築基盤ソフト「Red Hat OpenStack Platform」を導入した。ITインフラの調達負荷を減らすとともに、サービスの機能改善や追加を迅速化・効率化する。

 ワイジェイFXは、主に22通貨におよぶ外為取引のオンラインサービスや投資信託サービスを提供している。同社はこれまで、サービスの開発環境にはパブリッククラウドを利用してきた。しかし、リソースの追加調達に際しては、インフラ担当者がその都度、社内調整を行う必要があり、サーバー調達やインフラ設定に時間を要していた。その上、調達コストも増大していた。

 このような状況を改善するため、2018年初頭から検討を始め、Red Hat OpenStack Platformを基盤としたプライベートクラウドへの移行を決定した。5年間のシステム保守・運用コストを比較した結果、既存のパブリッククラウド環境を利用する場合に比べ、30〜40%のコスト削減が見込まれている。

 また、開発環境の準備期間についても、従来は2週間〜1カ月程度かかっていたが、移行後はインフラ担当者を介さずに、アプリケーション担当者が自ら必要なリソースを調達可能となり、準備期間を数時間まで短縮できるようになった。

 Red Hat OpenStack Platformは、OpenStackプロジェクトのオープンで業界標準の技術に基づいて構築されたIaaS基盤。レッドハットは、専門知識とサポートを組み合わせ、OpenStackコミュニティーのイノベーションをワイジェイFXに提供する。

 また、ワイジェイFXは、レッドハットが提供する、インフラストラクチャ移行ソリューション(Red Hat infrastructure migration solution)のディスカバリーセッションに参加している。これにより、レッドハットのコンサルタントの支援を受けながら、マイグレーションプロジェクトの課題や効果の可視化、理想的な開発環境の将来像を描くことができたとしている。

 システムの移行作業とプライベートクラウドの構築は、システムインテグレーター(SIer)のDTSが担当し、ディーリングシステムなどを対象に2019年4月末に移行作業を完了している。

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